「自閉症を学ぶ」地域研修の報告

立春が過ぎたとはいえ、まだ寒さが残る2月8日の水曜日10:00~12:00に、わっか主催で地域に開かれた研修「自閉症について学ぶ」をあじさい会館3階の研修室で開催しました。
講師は、相模原市自閉症児・者親の会(相模原親の会)の鏡京子氏です。研修のテーマは「自閉症の人達って」と題し、以下5つの小テーマで行われました。①あなたが、私が、考える支援、②自閉症は症候群、③得意な事と苦手な事、手掛かりになる事、④あなたはどうしたい、⑤社会的やりとりのレベルなどです。

講師の鏡京子氏です

まず初めにグループを作り、「フランス人にそばの食べ方をどのように伝えるか?」「もしあなたがエチオピアで暮らすことになったらどうしますか?」などをテーマにグループ内で話し合いました。その中で、「困っていることをどうすれば伝えられるのか?」や「コミュニケーションと同時にイマジネーションが大切であること」などを学びました。また自閉症は、ひとりひとりがが違うこと、脳の器質的、機能的な障害であること、何がわかることで何がわからないかを考えるトランスフォーマー(変化させる人またはもの)が必要であることなど、多くのことを学びました。


グループで討議中です

11:30からは質疑応答があり、私たちが実際の移動ケア時に悩んでいることが活発に質問されました。本当に有意義な時間を過ごすことができました。 
なお今回、「NPO法人れんきょう」様のご協力をいただきましたことを感謝いたします。

地域研修担当理事